女性泌尿器科疾患

女性泌尿器科疾患について

当科では毎週木曜日午後に女性外来を行なっています。

皆さんはこのような症状はありませんか?
・トイレに行きたくなったら我慢ができない
・トイレのドアノブを触った瞬間に失禁してしまう
・咳やくしゃみで失禁してしまう
・運動すると失禁してしまうので運動できない
・おしっこがでにくい、残尿感がある
・股の間に何か挟まっているような気がする、触る気がする

これらは全て女性外来を受診される患者さんからの訴えです。
女性のこれらの悩みは複雑に絡み合っていて、「この症状だからこの疾患」ということはなく、同じ病気でも患者さんによって症状が違うこともよくあります。

私たちの女性外来では完全約制をとっています。初診の患者さんには困っていることについてしっかりお話を聞かせていただいた後に、膀胱鏡や内診、尿流量検査、エコー検査をさせていただき、症状の原因を検索いたします。疾患によって治療法も異なり、また同じ疾患でも複数の治療法がある場合もあります。内服、手術、リングペッサリーなどの外来処置、患者さんとご相談させていただき、患者さんそれぞれの疾患、生活スタイルにあった治療をさせていただきます。

疾患は患者さんそれぞれですが、多くの方が「もっと早く治療を受ければよかったわ」と言っていただいております。
癌などの悪性疾患と違い、直接的には命に関係のない疾患が多いため、ご家族やお仕事などを優先され、どうしても自分の悩み事は後回しになっている女性が多いです。しかし、女性の平均寿命は87歳を超えており、今後の生活をより良いものにするためにもぜひ、一度、恥ずかしがらずに女性外来へお越しください。